狂犬病とは?飼い主や旅行者は要注意!

病気

狂犬病とは、主に狂犬病ウイルスを持った犬に噛まれて起きる病気です。

犬を飼っている人は聞いたことがあるのではないでしょうか?「ヤバそうな病気だな…」「とりあえず1年に1回予防接種すれば大丈夫」と思っているかもしれません。

確かにその通りです。かなり危険な病気だけど、1年に1回飼い犬に予防接種しておけばとりあえず大丈夫です!

あともう1つ気をつけるべきことがあります。それは海外旅行です。なぜなら現在日本に狂犬病はないと言われているからです。

飼い主はどんなことに気をつけるべきなのか?海外旅行では何に気をつけるべきなのか?ざっくり分かりやすく、かつ詳しく解説していきます。さっそく読んでみて、なんとなくのイメージをつかんでみてください。

1.狂犬病の原因は?

狂犬病の原因はウイルスです。

犬などの狂犬病を発症した動物に噛まれることで、唾液中のウイルスが傷口から侵入して狂犬病がうつります。

2.狂犬病の特徴3つ!

狂犬病の代表的な特徴を3つご紹介します。狂犬病といえばコレ!って感じでイメージをつかんでもらえたらと思います!

2.1 すべての哺乳類は狂犬病になる

すべての哺乳類(犬、猫、人etc)は狂犬病にかかる可能性があります。つまり、すべての哺乳類が人に狂犬病をうつしてしまう可能性があるということです。(ちなみに人から人へうつったという例は報告されていません。)

どの動物にも噛まれたり引っかかれたりしないことが重要です…。

2.2 感染してもなかなか発症しない

まずは言葉の説明からしましょう!「感染」と「発症」はしっかり区別しておく必要があります。

「感染」とは、ウイルスなどの病原体が体内に入ってくること

「発症」とは、ウイルスなどの病原体が動物に感染して病気が起こること

ということは、「感染」しても「発症」しない場合もあるんです。その発症しない期間のことを「潜伏期間」と言います。

狂犬病は、潜伏期間(ウイルスが体に入ってきてから病気が起きるまでの期間)が長いです。一般的には1〜3ヶ月と言われています(長ければ1年や2年)。犬に噛まれたことを忘れた頃に、狂犬病を発症するっていう感じです。

2.3 発症するとほぼ100%死ぬ

これが一番大きな特徴ですね。

狂犬病は「発症」すると助かる見込みはほとんどありません…。

ですが、「感染」しても「発症」を防げば助かるんです!

その方法「暴露後ワクチン接種」については後述します。

3.飼い主が気をつけるべきこと

狂犬病で人が死ぬ原因は、「犬に噛まれたこと」がほとんどです。

可愛い愛犬を守るためにも、私たち人を守るためにも、犬を狂犬病にかからないようにすることが大事。

そのために、飼い主がしっかり気をつけていなければならないことがあります。

3.1 狂犬病予防法を守る

狂犬病予防法は、「狂犬病の発生・まん延を予防すること、狂犬病を撲滅すること」が目的の法律です。

「法律?言葉遣いが難しいし、そんなの分からない!」って感じですよね。

要点だけ簡単にまとめます!

1.産まれて91日以上になる犬を、飼い始めてから30日以内に市町村に登録しなければならない。

2.飼っている犬に、1年に1回ワクチンの予防接種をしなければならない。

3.登録した証明(鑑札)、予防接種した証明(注射済票)を犬につけなければならない。

4.上の3つができていないと、その犬は行政による捕獲・抑留の対象となる。飼い主は20万円以下の罰金となる。

もっとざっくり言うと、

犬が大きくなったら、登録して予防接種してそれを証明できるようにしようね。じゃないと罰金だよ。

って感じです。

4.海外旅行で気をつけるべきこと

現在日本では狂犬病は発生していません。日本のように狂犬病が発生していない国と地域は、厚生労働省によると、オーストラリアニュージーランドハワイ諸島グアムフィジーアイスランドスウェーデンノルウェーの一部アイルランド英国の一部とされています。

しかし、そのほかほとんどの国では狂犬病は発生しています。

海外旅行では何に気をつけるべきなのでしょうか?

4.1 動物に噛まれないように、引っかかれないようにする

当たり前といえば当たり前ですが、とても大事なことです。

野犬が数多くいる国などはとても危険です。

それに犬だけではなく、そのほかの動物にも気をつけないといけません(キツネ、コウモリ、アライグマ、スカンク、マングース…etc)。

可愛いからといって近づこうとするのは、ひかえた方がいいです。

4.2 噛まれそうになったら足で守る

これは緊急手段です。噛まれることが避けられない場合を想定しています。決して安全だということを保証するものではありません。

もし海外で犬に噛まれそうになったら、手ではなく足で身を守りましょう。

狂犬病ウイルスは、末梢神経の中を進んで脳へ向かいます。ウイルスが脳に到着して増殖すると発症します。

ウイルスが脳へ到着するまでには時間がかかります。これがさっきの潜伏期間です。

手先〜脳よりも足先〜脳の方が距離がありますよね?もし足を噛まれてしまっても、手を噛まれてしまうより、発症するまで長い時間がかかります。

ちなみにこれは先生がおっしゃってました。狂犬病ウイルスが変わった性質を持つ、ということを理解するのにちょうどいいんじゃないかな?

4.3 噛まれてしまったら暴露後ワクチン接種

もし狂犬病ウイルスを持っているかもしれない犬に噛まれてしまっても、発症する前にワクチン(暴露後ワクチン接種)を接種すれば助かる可能性は高いです。

ですが、アジアやアフリカの一部で使用されているセンプル型(Semple)、南米の一部で使用されているフェンザリダ型(Fuenzalida)のワクチンには要注意です。

これらを使用しても十分な効果が見込まれないばかりか、副作用が起きる可能性もあります。WHO(世界保健機関)はこれらのワクチンの使用を避けるよう勧めています。

使用するワクチンはどんなワクチンなのか、医者に質問することも必要かもしれません。

また、ワクチン接種は1度ではなく何回かなので、時間も費用もかかるし大変です。矛盾するようですが、ワクチンがあるから大丈夫という考え方はよくないです。

5.まとめ

さらにざっくりおさらいです!

5.1 狂犬病とは?

・狂犬病ウイルスを持った動物に噛まれて感染する

・すべての哺乳類は狂犬病になる

・発症したらほとんど100%死ぬ

5.2 気をつけるべきことは?

・飼い犬には予防接種、市町村への登録が必須

・海外では動物に噛まれない、引っかかれない

・感染しても、発症するまでにワクチンを接種すれば助かる可能性が高い

狂犬病のなんとなくのイメージがつかめたでしょうか?

この解説記事は、なんとなくわかってもらうことを前提にしていますので、詳しくは書いていません。

どんなことでもいきなり詳しく情報が押し寄せてきたら混乱しますよね。混乱して嫌になって知らないまま、分からないままなのはかなりもったいないです。だいたいこんな感じ、と分かっていればさらに理解を深めるのは簡単です。

この記事が、あなたが狂犬病に詳しくなる最初の1歩の手助けとなれば幸いです!

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